勝ち点４同士で優勝をかけた早慶戦の初戦は慶大が劇的なサヨナラ勝ちを収めた。慶大は２回、鱗原成也(１年=湘南)の適時打で１点を先制し、5回にも追加点を挙げる。対する早大は６回、満塁のチャンスを作り慶大先発の猪砂雄介(４年=立命館宇治)をマウンドから降ろすと、鈴木夏亥(３年=早稲田実業)、倉本芳郎(３年=修道)の適時打で逆転に成功する。慶大もその裏、二死一三塁からの重盗で同点に追いつくと試合はそのまま延長戦に突入する。延長１０回に早大はバッテリーエラーで勝ち越したが、慶大がその裏に７回からリリーフの高木健太郎(４年=刈谷)が逆転サヨナラツーランホームランをライトに放ち、激戦を制した。 慶大 高木健太郎 「自分が(一時)勝ち越し点を許した。バットで取り返すしかなかった。最高の結果です。今日で終わりではないので明日も必ず勝ちます」 早大 金子祐介主将(4年=熊本)「接戦をものにできなかったのは正直悔しいですが、明日は勝つしかないので上手く切り替えて必ず勝ちたいと思います」